香港問題と中国の未来
香港での学生と政府との対話は延期となったようです。今回の一連の騒動は、行政長官選挙の候補者選定を巡る対立が直接のきっかけでしたが、当然、その背景としては、もっと根深いものがあります。17年前の1997年7月1日、香港は「50年間は一国 ...
代理母出産、そして座古愛子
代理母出産についてNHKが取り上げていました。倫理的な理由も絡まって法整備が追い付かない間に、外国の女性に依頼しての代理出産が急増していると言います。賛否両論ある中で、拙速に法整備がなされることには不安もありますが、時代の流れに追いつ ...
少子高齢化がもたらす、家族、希望の喪失
少子化の進行、更には離婚の増加がもたらす最も深刻な事態は、家族を失って孤立する人が増えて行くことです。孤独死の問題ばかりでなく、寂しさゆえに万引きを繰り返すなど高齢者の犯罪も激増しています。「人が一人でいるのは良くない」と ...
「子供の貧困」と男性の倫理的責任
今朝、NHKの朝のニュース番組で「子供の貧困」について扱っていました。17歳以下の貧困率は、実に6人に1人です。35人学級とすれば、1クラスで約6人が貧困状態にある計算になります。俄かには信じがたい数字ですが、これが現実です。 ...
文明間の対話と「新しい物語」の創造
西洋的近代に対する疑念
21世紀2つめの十年紀(decade)を迎え、世界中で地殻変動ともいうべき劇的な変化が起こりつつある。悲観的に見ると、冷戦後の世界は『歴史の終わり』(フランシス・フクヤマ)の方向には進まず、むしろ『 ...
『道徳感情論』再考 アベノミクスの「弓」
アダム・スミスの『道徳感情論』に収録されたアマルティア・セン教授の序文は現代に生きる私たちにとって非常に示唆的だ。
『日経ビジネスONLINE』がありがたいことに全文を掲載してくれているので、ぜひ参照されたい。覚書ではないが、 ...